DATA HANDLING

データの取り扱い

業務を実測する以上、何を取り、何を取らないかを曖昧にはできません。WorkLens AI が実装している内容を、そのまま公開します。

最終更新: 2026年8月9日提供: 株式会社RAYVEN

本ページは WorkLens AI というサービスのデータの扱いを説明するものです。株式会社RAYVEN 全体の個人情報保護方針はコーポレートサイトをご覧ください。契約時には、送信範囲・サブプロセッサ・所在地を明記したデータ処理契約(DPA)を締結します。

1. 基本方針

WorkLens AI は、従業員の監視や人事評価のための道具ではありません。業務の実態を数字で把握し、AI導入の効果を測るためのデータ基盤として設計しています。この違いは思想ではなく、製品の仕様として実装しています。

設計に組み込んでいる原則
  • 管理画面は組織・チーム・業務カテゴリ単位の集計を主に置く
  • 個人別の生産性ランキングやスコア比較の画面を作らない
  • 個人別の表示は、本人支援・導入状況の確認・トラブルシュートなど目的が明確な場合に限る
  • ダッシュボードは匿名表示を既定にできる(組織内で安定した擬似IDに置き換える)

2. 取得しないデータ

いずれの収集経路でも、次のデータは取得も保存もしません。

  • キー入力の内容(何を打ったか。打鍵が発生した事実のみ)
  • クリップボードの中身(転記元のアプリ名と文字数のみ記録)
  • 音声
  • メール・チャットの本文
  • パスワード
  • ファイルの本文
  • 常時の動画録画

3. 取得するデータ

データ目的制御
アクティブなアプリ名業務カテゴリの判定除外アプリを設定可
ウィンドウタイトル作業内容の識別ポリシーで無効化可
ブラウザのドメイン
(フルURLは既定オフ)
業務カテゴリの判定除外ドメインを設定可/フルURL保存は明示的に有効化した場合のみ
アクティブ/非アクティブ時間、開始・終了日時業務時間の実測収集時間帯を設定可
画面OCR由来の業務カテゴリ・作業ラベル・キーワード業務の分類と集計OCRレベルを3段階から選択可
組織ID・ユーザーID・端末ID集計単位の識別匿名表示に切替可

4. 画面OCRは端末内で処理してから送る

業務の中身を判別するために画面のテキストを読み取りますが、OCRは端末内で実行し、機密情報を伏せた(マスキングした)状態にしてからクラウドへ送ります。マスキングは収集モードによらず、送信前に必ず適用されます。

収集モードは3段階から選べます。

  • OFF — OCRを行わない
  • ローカル完結 — 業務カテゴリ・作業ラベル・キーワードといった派生データのみを送信。テキストそのものは端末外に出さない
  • 標準(既定) — マスキング済みのテキストを送信し、サーバー側で暗号化して保存。より精度の高い分類が可能になる

標準モードで保存されるテキストは、テナントごとに導出した鍵で暗号化して保管します。閲覧は管理者権限に限られ、操作は監査ログに記録されます。集計レポートの生成には暗号化された原文ではなく、集計値のみを使います。

5. 解析にAIを使う範囲

業務エピソードの抽出とAI代替可能性の採点には、当社が選定したクラウドAI事業者を利用します。送信するのは業務の判別に必要な範囲に限り、キー入力の内容・クリップボードの中身・音声は含みません

ご確認ください。この解析経路では、業務内容の識別のために画面の静止画やテキストを外部のAI事業者へ送信します。利用する事業者・データの所在地・送信範囲は、導入前の資料とDPAで具体的に開示します。外部に一切データを出さない構成をご希望の場合は、オンプレ・完全セキュアプランをご利用ください(ローカルLLMを社内に設置し、計測から解析・レポート生成まで社内で完結します。インターネット非接続の閉域環境にも対応します)。

6. 導入企業が設定できること

設定できること
除外アプリ/除外ドメイン指定したアプリ・サイトは端末側で除外し、そもそも送信しない
収集時間帯業務時間外のイベントを保存しない
OCRレベルOFF/ローカル完結/標準 を切り替える
匿名表示ダッシュボードとCSV出力の氏名を擬似IDに置き換える
保存期間組織ごとに設定し、期間を過ぎたイベントを削除する
収集停止・データ削除収集の停止、ユーザー単位・組織単位のデータ削除
端末トークンの失効端末単位で接続を無効化する

除外設定は端末側で先に適用し、不要なデータを送信しません。サーバー側でも再度適用して、設定漏れを補正します。

7. 保存期間と削除

  • 保存期間は組織ごとに設定でき、期間を過ぎたイベントは削除されます
  • 診断のために取得した生データ(画面キャプチャ等)は、既定で30日を過ぎると削除されます
  • 削除はスケジュール実行されるバッチ処理として実装しています
  • PoC・試験導入では、短い保存期間を推奨しています

8. セキュリティ

  • 端末エージェントは端末ごとのトークンで認証し、トークンはハッシュ化して保存します
  • 組織IDは認証情報から解決し、リクエストの入力値を信頼しません
  • 保存期間・収集ポリシー・OCRレベルの変更、CSVエクスポート、データ削除、トークンの発行と失効は監査ログの対象です

9. お問い合わせ

データの取り扱いについてのご質問、DPAや詳細資料のご請求は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。2営業日以内に担当者よりご返信します。

気になる点は、先に確認してください。

導入前に、取得範囲・保存期間・除外設定をすべてご説明します。